湿式柱状改良工法


地盤調査の結果、緩軟弱な地盤が比較的深部(3.0~6.0m程度)に確認された場合に適切な工法です。



特長

含水量の多い土質でも対応できます。
ミルク状の固化材を土と混合させるので、粉塵が出ません。
小口径鋼管杭工事よりも比較的安い費用で施工できます。

■施工機
 現場状況や設計により適した機械を選択します。

 
       3t建柱車              クローラ式杭打ち機 
 

注意点

残土が発生しますので、処分が必要です。
固化材をミルク状にするため、必ず水が必要です。
プラント積載車(場合によっては回送車)等の車輌も常設する必要があるので、進入路や敷地が狭い場合には
搬入が困難、あるいは施工が不可能になることがあります。

 
1.固化材入荷
セメント系固化材です


2.セメントスラリー製造
ミキサーにて固化材と水を混合します


3.掘削

基礎直下の地盤に専用機械で円柱状に
掘削します


4.固化材混合・撹拌

セメントスラリーを注入し、混合・撹拌、締め固め
をします(2往復)


5.杭頭処理

所定の高さに仕上げます


6.完了