鋼管杭工法

地盤調査の結果、緩軟弱な地盤が比較的厚く分布しているのが確認され、かつ堅固な層が明確に確認
される場合に適切な工法です。
構造用鋼管を専用機械にて堅固な層まで到達させ建物を支持します。

■特長

支持層が明確であれば、あらゆる土質に対応できます。
鋼管を継ぎ足し溶接することによって、かなりの深度でも打設できます。
既製の鋼管を打設するため、杭の品質が土質等に左右されることがなく安心です。
また、残土が発生しないため、処分費が不要です。

■注意点

鋼管の価格が高いため、他の工法より費用がかかります。
あらゆる土質に対応できますが、砂利や石等の障害物が多い場合には施工できません。


1.鋼管搬入
1本ずつ先端に羽根を溶接します


2.打設位置鋼管セット
鋼管を打設位置に垂直にセットします


3.回転圧入
鋼管杭を回転させながら支持層まで
圧入します

4.鋼管レベルカット
鋼管杭を指定の高さまでカットします


5.杭頭仕上げ
杭頭をレベルに合わせてカットし、
キャップを溶接します

6.完了